電力コスト削減、低PUEの実現へ ─
従来の空冷システムでは対応しきれない課題に対し、画期的なソリューションになる「液浸冷却システム」です。
サーバを直接、非導電性液体に浸すことで、空冷では到達し得ない圧倒的な冷却効率を実現します。
AIサーバ/液浸水槽/冷却液/チラー等 すべてセットしてご提供
保守サービスも完備 ─ すぐにシステムを稼働することが可能
冷却のしくみ
─ 強制対流方式の油冷液浸装置 ─

使用冷却液
ENEOS IXシリーズ
「ENEOS IXシリーズ」液浸冷却液は、GRC社のElectroSafe® Fluidに認証されています。
比重 | 0.83 15.6 ℃ |
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比熱 | 2.217 KJ / Kg-℃ |
熱伝導率 | 1.37g-cal / hr-cm2-[℃/cm] 23.9℃ |
GPU
NVIDIA L40s
最大10台のL40sを搭載可能
液浸冷却システムには、5台の専用サーバ(KVR22XDA-G1J)がインストール可能。
サーバ1台に、NVIDIA L40sを2台搭載し、最大10台のL40sが利用可能です。
NVIDIA L40sの詳しい説明はメーカーホームページにてご確認ください。
液浸化することのメリット
省電力化
サーバ内のCPUFANやPSUFANを全て取り除く、もしくは無効化することにより、サーバ自体の電力消費を10~20%削減します。
パフォーマンス向上
CPU高負荷運転時の温度を空冷時よりも低く保つことができるので高負荷状態での継続稼働が可能となる。
サーバコンポーネントの故障率低下
空冷運用時の3大サーバ故障要因を全て排除
FANの振動による故障
全て取り除いているために振動が発生しない
ホットスポットによる故障
液に浸すことで均等冷却を行うため、ホットスポットが発生しにくい
埃付着によるショート
基板表面が油膜保護されており埃、塵の付着影響は皆無
運用時消費電力比較

液浸装置が必要とする電力は、ポンプおよび制御PCです。
PUEは1.02~1.04という驚異的な値になります。
床荷重(700kg /㎡ ~) 冷却塔もしくはチラーの接続といった条件が整えば、これまでマシンルームにしか設置することの出来なかった設備があらゆる場所に設置できます。

導入支援
使用サーバ

KVR22XDA-G1J
※1つの液槽ラックに、KVR22XDA-G1Jサーバを5台搭載可能。
システム仕様
液浸冷却装置
ラック寸法 | W1200×H1455×1169㎜ |
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ラックU数 | 10U |
CDU数 | 1(一体型) |
質量 | 約985kg(冷却液含む) |
漏液対策 | コンテインメントデッキ |
設置環境温度 | 5~40℃ |
熱交換器処理能力 | 供給水温12.8℃時:60kw |
供給冷水温度30~35℃:40kw | |
使用可能水温 | 3℃~ 60℃ |
使用許容水流量 | 85 ~ 360lpm |
接続配管径 | 50A |
ポンプ最大消費電力 | 0.75kw |
ポンプ電源仕様 | 三相200V15A |
制御PC用電源仕様 | 単相100V15A |
サーバ(KVR22XDA-G1J)
CPU | AMD EPYC™ 9005 Series Processors AMD EPYC™ 9004 Series Processors デュアルプロセッサー, cTDP up to 500W |
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ソケット | 2 x LGA 6096 Socket SP5 |
メモリ | 24 x DIMM slots DDR5 memory supported 12-Channel memory per processor AMD EPYC™ 9005: RDIMM: Up to 6400 MT/s AMD EPYC™ 9004: RDIMM: Up to 4800 MT/s |
LAN | 1 x 10/100/1000 Mbps Management LAN |
ビデオ | Integrated in ASPEED® AST2600 – 1 x Mini-DP |
ストレージ | Bottom hot-swap: 8 x 3.5″/2.5″ Gen5 NVMe/SATA/SAS-4 [1] 4 x 3.5″/2.5″ SATA/SAS-4 [1] – (4 x NVMe from CPU_0, 4 x NVMe from CPU_1) – (6 x SATA via CRS2810 from CPU_0) – (6 x SATA via CRS2810 from CPU_1) Internal M.2: 1 x M.2 (2280/22110), PCIe Gen3 x4, from CPU_0, occupied for SATA 1 x M.2 (2280), PCIe Gen3 x4, from CPU_1, occupied for SATA |
電源 | Dual 2700W 80 PLUS Titanium redundant power supply |